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仕事に希望を持てない人に贈る アニメ4選

がびょうです。

皆さんは、仕事に希望を持って働いているでしょうか。

ぼくは働くことでさえ、できていません。働きたいけど、働くことに漠然とした不安を抱える一般的なニートの一人です。

この記事は

・仕事したい、でも俺/私はニートだ。働けるか不安だ

・明日から頑張ると言って、何ヶ月も布団から出られない人

という、「働きたいけど、働くことに希望を持てない」人に贈る特選アニメ4選です。

目次

『電波女と青春男』

『プラスティック・メモリーズ』

『SHIROBAKO』

『Classroom☆Crisis』

この4本について取り上げます。

 

Classroom☆Crisis

舞台は火星。主人公ら「A-TEC」のメンバーが、学生でありながら、同時に社員という立場に悩まされながら、成長していく物語です。

専ら、授業の後はエンジン開発。高校生の部活感覚で夜なべして作り続ける。ただ、彼らは学生であると同時に、会社の社員でもあるので、彼らのやっていることは、「残業」なのです。

彼らにとって「残業」とは部活みたいなもので、「毎日が学園祭前日!」のような雰囲気が感じられます。ぼくは中高通算で3回しか学園祭に参加できなかったので、「毎日が学園祭前日!」の雰囲気とは何かを実のところ、正しく理解できていません。

ただ、主人公たちが、立ちはだかる問題にぶつかって、それを乗り越えていく。メンバーそれぞれに強みがあって、その強みを最大限に生かして、問題解決する。

仕事っていうのは、まさにその強みを最大限生かせる環境があって、初めて成果が出るものなのではないのか。逆に言えば、ぼくは仕事に生かせるような強みがないし、現在の就職活動に恐怖を覚えるのは、個々人の強みなんて、どうだって良い、若くてポテンシャル採用って所が原因なのではないか。

と勝手に自己分析しています。

「A-TEC」のメンバーの面々は優秀だ。並みの技術者以上の知識を持っていて、到底、ぼくらと比較対象にはなりはしない。ただ、意識として、どんな分野でもいい「プロフェッショナル」といえる分野を作っておく。これは生きていくうえで必要なのだと、このアニメで考えさせられました。

大事な場面で流れる曲です。RPGとかの戦闘シーンとかで使いたくなるBGMですね。強敵を前に立ちはだかるみたいな、「これから巻き返していこうぜ」といった気迫が感じられる。一人じゃなくて、「仲間が一緒だから頑張れるんだ!」っていう、古典的なクサイ台詞を言いたくなる。そんなBGMですね。

プラスティック・メモリーズ

未来の日本。主人公はギフティアと呼ばれるアンドロイドを開発、販売する会社に就職する。彼の担当部署は、約10年間で、使用期限が切れるギフティアを回収する部署だった。そこで一人のギフティアの少女と邂逅する。ボーイミーツガールもの。

他のアンドロイド物の物語と違って、このアニメではアンドロイドは広く普及していて、パートナーとして認められている。多くの利用者が家族同然にギフティアと接し、愛着も沸いている。

その仲を引き裂くのだから、あまり誇りに思える仕事ともいえなさそうだ。現実の仕事に置き換えるなら、徴税人とかだろうか。ギフティアを人間同然に思っている人には、死神にも見えるに違いない。

誰にも誇れない仕事を誰がやりたがるだろうか。

社会にとって必要不可欠だから、仕事として成り立っている―と割り切って考えるのも一つの選択だろうし、仕事は給料を貰う為に、生活するために必要だからと考えるのも一つだろうし、考えるのをやめてテキパキ仕事をするだけというのも、考え方としてはありなのでしょう。

ただ、ぼくが考える仕事っていうのは、給料を貰う以前に、社会との繋がりを確認する為に営むものだと考えていて、「やりがい」という言葉は嫌いだけれども、それに似て非なるなにかが仕事に必要なのだと感じます。

このアニメは恋物語やギフティアとの別れ、といった主題の他に、日本特有の精神「おもてなし」について考えさせられるシーンがあります。

一体あたりの回収費用が高くついていると本社から呼び出しを受ける部長。日本の回収部署では一人一人の利用者が納得してから回収する様にしている。回収というのは会社が負担して回収するようで、費用削減を努力義務に掲げさせられているようだ。

「おもてなし」という言葉も安易に使うのは嫌いですが、幾つかの記事(電子版の新聞)から推測するに、こう分析できる。

海外(例としてドイツ)は生産性が日本より高い。効率よく仕事をする環境整備、法整備がなされているからだ。そして彼らは「お客様は神様ではない」「様をつける必要がない」という慣習が整っている。できるだけ、大勢の人間を掃ければ、それだけ成果につながり、結果として生産効率は上昇すると。

誰もが効率を重視し、利益第一を掲げれば、自ずと同じようなサービス、客への態度は冷たく、客を叱り付ける従業員が現れる。

日本は「おもてなし」と効率化を同時に高い水準で、安価な労働力を用いて実現しようとしている。日本人では人件費が高いから、最低賃金を下回る外国人を受け入れる。分業、分業、分業と分業化が進みすぎて、ある業種では自分が何をしているのか、その全容がはっきりしない。技能に見合った額面で給与は支払われず、技能のない人は一生、専門職につくことはできない。

このアニメにも、回収部署という形で、効率化を重視し、顧客の気持ちを二の次にするという問題が浮き彫りになっている。これを生産性があがった。と見るべきか、お客さんに冷たくなった。と見るべきかは、そこで実際に働いている人しか判断はできない。

SHIROBAKO

この記事を書くきっかけを与えてくれたアニメ。

アニメ会社の仕事風景を描いた作品。アニメ業界はどこもブラックだ。と風のうわさで聞いたことがあるけれど、このアニメの中では就労環境の改善という議論はほとんどなされていない。「仕事しているうちに、日を跨いでしまった」「アイデアが思い浮かばないので、監禁しよう」といったブラック体質はストーリーのディテールに過ぎません。

話が逸れますが、個人事業主―自営業、自由業、フリーランスと言われる人たちは、基本的にブラック体質を持っていると思います。

自分の仕事の出来不出来、作業に費やした時間、これが多ければ多いほど、得られるものは大きくなる。中には仕事という範疇から脱し、生活習慣だとか、趣味になってしまっている人もいる。彼らに、ブラック企業云々の話をしてもあまり意味がないでしょう。

もし、時間で就労時間を決めていれば、野球選手など存在しないでしょう。

アニメ会社というのも、アニメを生み出すことしか出来ない人とか、アニメ製作に夢中になり続けている人とか、それ以外に仕事が出来ない人などといった人達が、長年い続けているため、外部からはブラック体質と言われるものを生み出しているのではないかと。

20話中盤から、21話冒頭まで、「アニメを作る理由」を登場人物に言わせるシーンがありますが、みんな万別だけど、結局同じ目的に動いている。

彼らにとってそれは情熱とか、やりがいのようなもので、「ようなもので」って言うのは、たぶん言語化不可能な何かのだ。人それぞれ違うし、他人に共感されることは無い。寧ろ、人からは変な目で見られることだろう。

仕事にやりがいを求めている人は、たぶん、その殆どが「破綻している」と思います。「やりがい」を求めてるだけで、「やりがい」の答えを導き出せていない。でも、「やりがい」が仕事に必要だと思うから、「やりがい」のある仕事についているみたいな。

それで自分だけの何か。を獲得できる人もいれば、獲得できない人もいて、獲得できなければその場から去るか、獲得できるまで粘り続けるかの2択しかない。

この答えを知っている人って言うのはたぶん、不器用で、今やっている仕事が性に合っていて、それ以外の道に進むくらいなら… …と思いつめる人なのではないだろうか。

彼らは答えを探す為に、いや、結果的に見つかっただけかもしれないが、膨大な時間を費やしているに違いない。10年、20年、30年… … そして若い頃から、こうしていれば、これだけ努力していれば、と自責の念に駆られ、後悔し、若い世代には繰り返させないようにする違いない。

「若いうちは苦労せよ」とか「若い頃はこうだった」と語る年配の方の多くは、そう考えているに違いないし、若者に後悔させない様に配慮している。

が、それは無駄なことである。若いうちは我武者羅に働いて、我々よりも早く、答えを見つけ出してくれ、というのは不可能なのである。

ブラック企業か否か、は人それぞれで、人によってはブラック企業を自分の求められている舞台に昇華できるかもしれないし、俗にいう「ホワイト企業」であっても、働き方、感じ方、人によって如何様にも「ブラック」になりうるのではないでしょうか。

電波女と青春男

最後は毛色が異なる作品を。同名の小説のアニメ化作品。

オープニングの歌詞が衝撃的です。本当に。高い声で歌っているんですが、どこか悲壮感のある、声が少し掠れているような歌い方ですね。

ぼくは、大学2年生を3回も繰り返し、授業全出席、単位はまったく取れない。そして4回目は大学の新しく出来た校則により、中退を余儀なくされた身なので、歌詞の「夏休みが~来ずに中退~」の下りは心に刺さります。

ヒロイン・エリオは、不思議ちゃんで、高校中退後、スマキで街中を徘徊するという奇行を繰り返していました。

これによって、物語の中盤、いざ、働く先を見つけよう。という話になり、町中のアルバイト募集に応募しますが、裸足で歩くスマキである事は近所では有名人であり、知り合いの駄菓子屋で働くことが決まるまで、門前払いでした。

ぼくも、大学時代、孤独に耐えかねて、ハロウィーン当日にコスプレで授業を受けたり、芝生で一人ピクニック、毎日図書館で読書を続けているうちに、完全に孤独に成り果てた経験があるので、世間はなんて冷たいのだろう。と悲しくなりました。

ただ、エリオは救いの手を差し伸べてくれる人たち、特に積極的におせっかいを焼いてくれる人たちがいたおかげで、最悪の状況からは脱出しています。彼らが彼女にあった方法で、彼女自身も、素直であったためであった。と分析します。

大学在籍中は、精神をやられていて、悪口が聞こえる車に貼紙をして、所有者を問い詰めたり、同期のグループLINEに2000字を超える文章を複数回送ったり、デパスを飲んで車を運転したら、運転中に居眠りした経験があり、それらは、一人で悩みを抱え込んで、事故解決しようとした結果です。

性格も素直とは言い難いため、結局、友人に悩みを打ち明けたのは、大学中退が決まった後でした。しかし、そのおかげで、どうにか持ち直していて、現在に至ります。

愚痴を聞いてくれる人を探そう。周りに友達がいなければ、心理カウンセラーに相談しよう。

どちらも出来なさそうであれば、話は聞いてあげられます。ぼくは、人の話は聞かないけれど、人の話を聞くのはすきなのだ。おせっかい焼きは嫌いだけれど、僕自身はおせっかい焼きなのだ。

あとは今回紹介したアニメを観て、ぼんやりとした「何か」を探すきっかけを探してください。