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周期表を覚えよう 第11族元素編

第一回はおそらく最も簡単に覚えられるであろう族、「第11族」元素を取り上げます。

11族を構成する元素は、

銅(Cu)

銀(Ag)

金(Au)

レントゲニウム(Rg)

ですね。

今回はこれらの元素を語呂やビジュアル、無駄知識で覚えましょう。

語呂:苦(Cu)るしみ、足掻(Ag)くが、英雄(Au)

岸田教団&THE明星ロケッツの『天鏡のアルデラミン』の歌詞「英雄なんかになるようならばろくな死に方はしないね君に譲ってしまいたいが選択権は僕にはないのさ」のくだり。

11族元素の語呂を思い出すたびに、脳内に音楽が聞こえてきます。英雄は「なりたい」と言ってなれるものではなくて、環境や時代が英雄を求めた時に、偶然その場にいた人間がなるものだと思っています。例えば、

皇帝ネロ(ローマ市内を焼いてしまう)

ソロモン(他国の神を信仰してたら、天罰で国が分裂した)

足利義輝(剣聖と謳われるも、傀儡政権から実権を取り戻そうとしたところ暗殺)

織田信長(本能寺にて暗殺)

といった世の治世者(英雄)は、良かれと思ってやったことで、裏目に出て、苦しみ続けて死んでいくのだから、並大抵の精神力ではない。ぼくには無理だなぁ。

君はドーピング?じゃぁ、0位のレントゲニウムメダルをあげよう。

11族元素の順番を見ていると、すぐに気づく点がありますね。

それはオリンピックのメダルの順位と同じって事です。何故、メダルの授与は金(1位)、銀(2位)、銅(3位)なのか、知っていますか?ぼくは知りませんでした。

『オリンピックおもしろ大百科 夏季大会編』によると、高価な金属順番で、銅→銀→金だったから、という単純明快な理由です。

この3つの金属はお金に使われていたことから、「貨幣金属」とも言われているそうです。

ただ、『オリンピック憲章』ではメダルの素材について、規定がある訳ではなく、近代オリンピックの第一回大会では、金メダルの授与が行われず、1位の選手には銀メダル、2位の選手に銅メダルを授与しただけらしいです。

4位以下にメダルを授与しても問題なさそうです。

そこで勝手な提案ですが、ドーピングをしてしまった選手に「レントゲニウムメダル」を授与するというのは如何でしょうか。順位としては1位よりも若い数字である0位。0は順位としては適切な数字とは言いがたい→不適切な行いをした選手に贈られるメダル。

ドーピングしただけなのに、放射線同位体を与えられる。不正行為の代償としては、重すぎはしませんかね(重金属なだけに)

表彰台、上から見るか、下から見るか

オリンピックのメダル、希少価値の順位、表彰台… …と、考えていると、順位が高いって事は、周期表も高い位置(若い番号の周期)に金があんだっけ、逆だっけ。と混同しませんか。

表彰台をひっくり返すと、銅が最も周期の上側に位置(第4周期)し、次に銀が(第5周期)、最も最深まで伸びているのが金(第6周期)である事が直感的に分かりますよ。

下側の空白地帯は、Rgの空間という事になります。

金銀銅とレントゲニウムの関係を別の視点で考えるなら『ガリヴァー旅行記』の天空都市ラピュータとその下に位置するバルニバービ王国を想像して、

「ラピュータが富(金銀銅)を上(周期4,5,6)に集め」

「バルニバービは下方(第7周期)、富は残っていない(レントゲニウムは貨幣価値無いだろうから)」

そんな妄想をするのも面白いです。

今更ながら レントゲニウムって何なのさ

写真の主はドイツ人物理学者のヴィルヘルム・コンラート・レントゲン。X線を発見してノーベル物理学賞をとった。レントゲン造影とか、X線写真が今日、医療の現場で用いられているのは彼のおかげだ。

このレントゲニウム、いちいち、「1」という数字に縁のある元素で、ポッキーよりもポッキーらしい。

原子番号111 2004年11月1日に正式な名称「レントゲニウム」の名が冠された。レントゲン氏の誕生日は11月で、同氏がX線を発見してから、おおよそ100周年を記念して名づけられたという。原子量は281なので、2+8+1=11。

正式名称が名付けられる以前は、海栗よりもウニらしい名前「ウンウンウニウム( Unununium、略称:Uuu)」という系統名で呼ばれていました。

第7周期元素は実験的に生み出された元素であり、放射線同位体である。安定した形で、存在する固体は存在しないので、上にあったレントゲンメダル構想は、事実、極めて膨大な費用を掛けて作り出す事になる。

展性、延性、電気伝導性、熱伝導性

第11族元素という括りでの覚え方は、上記で終わりになります。次は金銀銅の基本的な性質についてサラッとだけ触りを

展性と延性

簡単に言えば、どれだけ加工しやすいか。って所が、最も生活に関係する考え方なのではないでしょうか。

展性:薄い板状にどれだけ延ばすことが出来るか

延性:どれだけ引き伸ばすことが出来るか

合わせて、展延性ともいいます。

この展延性、第11族元素(Rgを除く)を比較すると、どちらも、

金>銀>銅の順番で展延性は高くなる傾向があります。が銅は特殊で、合金とかに複合することで、性質を変えられるので、純物質としてはオリンピックの順位と同じ、でも銅は合金にすれば、展性も延性も更に変化できる。という事を覚えておくといいでしょう。

電気伝導性と熱伝導性

電気伝導率、熱伝導率とも。読んで字のごとく、「どれだけ電気(熱)を素早く通すことが出来るのか」という性質を意味します。

電気伝導性、熱伝導性はいずれも、11族元素以外の順位の入れ替わりはあるものの、11族元素である金銀銅の場合は同じ順位を保っています。

電気伝導性、熱伝導性

銀>銅>金 の順番で高く、より伝導しやすい

しかし、実生活の中ではあまり銀を伝導性の高さとか、加工品としてみないのではないかと思います。それよりも、金とか、銅とかを見るのではないでしょうか。

銅は銅線として、電気を通す電線に用いられていますね。銅はこの3つの中では最も安価な金属であり、産出量も多く、どこにでも張り巡らせる必要のある電線にはもってこいです。

金は機械類の基盤に用いられていますね。金色の部分とか、実際には純金と言うわけではないでしょうが、金は腐食、錆に強く、それでいて加工しやすい点で基盤に用いられているのです。

まとめ

如何でしたか。第11族元素、覚えられそうでしょうか。覚えられたら幸いです。

第11族元素は最も簡単な族だと約束したな――

レントゲニウムは、覚えても一生使わない元素の一つですので、覚えなくても支障はありませんし、語呂にしにくいという欠点もあります。何か良い語呂あわせがありましたら、その語呂で覚えてください。結局、語呂合わせは自分で作らなきゃ意味がありませんのでね。